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ディジタル・チャンネル・ディバイダー
Digital channeldivider
 第一印象と言うのは、その人の人生に大きな影響を与えるものです。
ディジタル・チャンネル・デバイダーもその一つでした。
人から聞いた話もそうだったし、自分で体験した音の質もよくありませんでした。
CDと言うデジタル処理の音を楽しむ一方で、ディジタル・チャンネル・ディバイダーの音(ディジタルの音)がよくないと言うのは矛盾しています。
そして、その話や体験から何年経ったでしょうか。

数年前、友人のBさんが作った8チャンネル・プリアンプでディジタル・チャンネル・ディバイダーの音を聞く機会に恵まれ、目覚めました。
理屈は、CDプレイヤーのアナログ信号を絞ってディジタル処理したら音がよくないと言うものです。
やはり、究極のシステムとしては、CDプレイヤーとディジタル・チャンネル・ディバイダーをディジタル接続にし、最後のアナログ出力を8チャンネル・プリアンプで絞るべきと思われます。
プリアンプに100万円のものがあるならば、最後のアナログ・アンプにも同じような4台が必要です。

また、そのとき、音の質の矛盾に気付くと同時に、ステージ感を覚えました。
しかし、ディジタル・チャンネル・ディバイダーは高価です。
そして、また、数年が経ちました。

最近知り合ったもう一人のディジタル派のNさんの音に「管楽器の輝き」を感じ、まだ、その結論も出さないうちに、次はこのディジタル化の話になります。
最近、Nさんから安価なディジタル・チャンネル・ディバイダーをお借りすることが出来、いよいよ、ディジタルの扉に手を差込み、次は右足を踏み入れ、いよいよ左足となりました。

この段階では、再びアナログに戻ることがあるのかどうかは分かりません。
今の知識からすると、もし、ディジタル・チャンネル・ディバイダーの音がよくないとすれば、それはディジタルの音がよくないためではないことは確かです。
ただし、LPの音とCDの音は違う要素があるので、それは私の耳に限ったことと断っておかなければなりません。

また、後戻りしないためには、かなりの投資も覚悟しなければなりません。
それでも、ステージ感を取るか、音の質を取るかと言う選択肢も残されています。
余命幾ばく、早いとこ問題を解決しなければなりません。
気が付いたときには耳が聞こえないばかりでなく、あの世かも知れないのです。

追記(2011年8月25日〜目標9月末)
デジタル→ディジタル、カタカナ用語間にスペース「・」を入れるなどの見直しを実施していますが、個々の記事に改定履歴を追加せず、一括してこの目次に記すことにします。
図1:BEHRINGER DCX2496
「ディジタル化の準備」より

初版 2010.5.22

   
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