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スピーカーの能率差の経緯
History of difference in speaker efficiency
 アナログからディジタルに足を踏み入れたときに、アナログ時代の帯域バランスを調べて、システム設定表に引き継いだはずです。
しかし、アナログからディジタルの過渡期に、スピーカー・ケーブルにコモン・モードでフェライト・クランプを付けていました。

コモン・モードに付けた時代
並行して、FET2石式単純回路のパワーアンプの帰還減らしが進んでいた。

これを外す機会があり、分かったことは、スピーカー・ケーブルにコモン・モードでフェライト・クランプを付けると、高域感がなくなることです。

しかし、そんなことは分かっていて、もう、懲りていたはずですが、また、スピーカー・ケーブルにフェライト・クランプを付けていました。
少し、違うのは、ノーマル・モードです。

ノーマル・モードに付けた時代
GHz対応フェライト・クランプを織り交ぜ、おびただしい数になっていた。

何故、そんなことになってしまったのかです。
それは、付ければ、付けるほど違和感がなくなるからです。
しかし、またまた、これを外す機会がありました。
しかし、一気に外さずに、少しずつ減らしました。

そして、試聴を重ねるにつれて、目に見える変化が表れました。
それは、システム設定表のMH帯とH帯のスピーカーの能率差が3dBに下がったことでした。(表1)
過っては、この差は15dBもありました。
つまり、H帯のレベルをMH帯より15dBも上げて聞いていたことを意味します。

さて、一体、何時から、H帯のレベルをそんなに上げていたのか、過去のシステム設定の記録を調べて見ることにしました。
しかし、システム設定の記録は数え切れないくらいありますので、とりあえず、「ディジタル・チャンネル・ディバイダー」に出て来る目次毎に調べてみることにしました。
その結果、何か新しい発見があるかも知れません。
何時ものことながら分かりませんが、どうせ、正月中は電波環境は最悪ですから、時間潰しにもってこいです。

◆システム設定「溺れる者、這い上がる(2017.12.11)」より

表1:システム設定表 (2017.12.10の聞き終わり・・・変更なし)
項目 帯域 備考
L LM MH H
スピーカーの
能率差
L対比
dB  0 20.0 21.0 18.0
逆算
差:3.0dB
パワーアンプの
利得の概略
dB 35.5 19.5 22.0 21.5
実測値
アッテネーター
の帯域比
dB 0 -6.5 -12.0 -12.0
概略値
DF-55の
出力設定
dB +1.0 +3.5 +5.5 +9.0
スピーカーの出力 dB 36.5 36.5 36.5 36.5
スロープ dB/oct flat-6 6-6 6-6 6-flat
帯域 Hz pass

112
125

900
900

5.6k
6.3k

pass
DELAY cm 65 0 95 98
DELAY
COMP
- ON
フル・レベル
出力保護
- OFF
 
写真1:「フェライト・クランプの見直し/休憩」より
「フェライト・クランプ”の見直し」の一回目の記事
あわよくば、再び、ピアノの蓋が開くかも知れないと始めた。

初版 2017.12.31

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