アナログからディジタルに足を踏み入れたときに、アナログ時代の帯域バランスを調べて、システム設定表に引き継いだはずです。
しかし、アナログからディジタルの過渡期に、スピーカー・ケーブルにコモン・モードでフェライト・クランプを付けていました。
◇ |
コモン・モードに付けた時代
並行して、FET2石式単純回路のパワーアンプの帰還減らしが進んでいた。 |
これを外す機会があり、分かったことは、スピーカー・ケーブルにコモン・モードでフェライト・クランプを付けると、高域感がなくなることです。
しかし、そんなことは分かっていて、もう、懲りていたはずですが、また、スピーカー・ケーブルにフェライト・クランプを付けていました。
少し、違うのは、ノーマル・モードです。
◇ |
ノーマル・モードに付けた時代
GHz対応フェライト・クランプを織り交ぜ、おびただしい数になっていた。 |
何故、そんなことになってしまったのかです。
それは、付ければ、付けるほど違和感がなくなるからです。
しかし、またまた、これを外す機会がありました。
しかし、一気に外さずに、少しずつ減らしました。
そして、試聴を重ねるにつれて、目に見える変化が表れました。
それは、システム設定表のMH帯とH帯のスピーカーの能率差が3dBに下がったことでした。(表1)
過っては、この差は15dBもありました。
つまり、H帯のレベルをMH帯より15dBも上げて聞いていたことを意味します。
さて、一体、何時から、H帯のレベルをそんなに上げていたのか、過去のシステム設定の記録を調べて見ることにしました。
しかし、システム設定の記録は数え切れないくらいありますので、とりあえず、「ディジタル・チャンネル・ディバイダー」に出て来る目次毎に調べてみることにしました。
その結果、何か新しい発見があるかも知れません。
何時ものことながら分かりませんが、どうせ、正月中は電波環境は最悪ですから、時間潰しにもってこいです。
◆システム設定「溺れる者、這い上がる(2017.12.11)」より
表1:システム設定表 (2017.12.10の聞き終わり・・・変更なし)
項目 |
帯域 |
備考 |
L |
LM |
MH |
H |
スピーカーの
能率差 L対比 |
dB |
0 |
20.0 |
21.0 |
18.0 |
|
差:3.0dB |
パワーアンプの 利得の概略 |
dB |
35.5 |
19.5 |
22.0 |
21.5 |
|
アッテネーター の帯域比 |
dB |
0 |
-6.5 |
-12.0 |
-12.0 |
|
DF-55の 出力設定 |
dB |
+1.0 |
+3.5 |
+5.5 |
+9.0 |
|
スピーカーの出力 |
dB |
36.5 |
36.5 |
36.5 |
36.5 |
|
スロープ |
dB/oct |
flat-6 |
6-6 |
6-6 |
6-flat |
|
帯域 |
Hz |
pass 〜 112 |
125 〜 900 |
900 〜 5.6k |
6.3k 〜 pass |
|
DELAY |
cm |
65 |
0 |
95 |
98 |
|
DELAY COMP |
- |
ON |
|
フル・レベル 出力保護 |
- |
OFF |
|
|