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CRアブソーバーを信号ラインから排除
Remove CR absorber from signal line
 
 「電源/制動抵抗( 2019.4.2 〜2019.1.19)」のところで、商用電源に大容量フィルム・コンデンサーを接続し、かつ、直列に制動抵抗を接続しました。
2ヶ月半の検討の末、DF-65の帯域バランスは大幅に変ってしまいました。
ノイズを減らすと、付帯音が減り、帯域バランスが変わるのです。

◆アッテネーターの帯域比の見直し
そこで、「アッテネーターの見直し(2019.4.3)」のところで、MH帯の帯域比を-12dB⇒-15dBに変更し、DF-65のMH帯の出力を+3dB⇒+6.5dBに上げました。
その結果、中低域、中高域の音がはっきり聞こえるようになります。
すなわち、抵抗式アッテネーターのアナログ絞りが勝つか、DF-65のディジタル絞りの開放が勝つかの結果は、DF-65のディジタル絞りの開放の勝ちでした。

◆CRアブソ−バーの閉ループ
次に、アッテネーターの出力に付けたCRアブソーバーや、マッチング抵抗に目を向けました。
ところで、アッテネーターの出力のCRアブソーバーは、下流のパワーアンプの入力のCRアブソーバーと閉ループを形成しています。
昔から、CRアブソ−バーの抵抗には43Ωを使っていました。
閉ループの影響を軽減するには、抵抗値は43Ωでは小さ過ぎると思い始めました。
このため、43Ω⇒110Ω〜130Ωの抵抗に見直しました。

◆ステージ感の改善
驚いたことに、ステージが広く、定位や輪郭が一番の音になりました。
そうなると、当然ながら、パワーアンプの入力のCRアブソーバーや、マッチング抵抗の見直しに進みます。

◆CRアブソーバーを排除
H帯用⇒MH帯用⇒L帯用、最後にLM帯用のパワーアンプのCRアブソーバーの見直しが終わると、楽器が、あたかも、そこにあるような響きが出るようになりました。
そして、CRアブソーバーの見直しは、ついには、見直しでなくて、排除に展開しました。
すなわち、パワーアンプの入出力、残っていたアッテネーターの出力のCRアブソ−バーを全部取り外すことになりました。

◆CRアブソーバーの今後
ところで、CRアブソーバーはノイズの低減のために付けていたものです。
それを全部取り外していいものかと疑問になりますが、排除から10日経ち、超シールドの帯域幅の見直しも加わり、問題なさそうです。
しかし、この後どうなるのか、この行まで来ても分かりません。
写真1:お釈迦様の誕生日に、境内では花まつりがあっていた。
お釈迦様に甘茶を三回かけている筆者
「パワーアンプの実態調査(2019.4.9)」より
 
初版 2019.4.16

タイトル名を平成最後の大改革に変更し、統合 2019.5.1
平成最後の大改革を再整理 2019.5.11

   
   

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