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FET10パラ低域用新型アンプ2号機
FET 10 parallel Low freq new amp No.2
 FET12パラ低域用新型アンプの方は、12パラでは筐体に収まらないことが分り、10パラとして3か月掛けて音出しまで漕ぎ着けました。
これを低域の右側に配置してたときに、20才の頃聞いたあのティンパニの美しい響きを覚えました。
長らく、「ティンパニの音が風呂屋で桶の裏を叩くような籠った音になっていた」悩みから解放され、「輝きのある夢に見たあの音」になったのです。

さっそく、「訪問11万回記念行事/いい音発見」を始めました。
ところが、昨年末〜正月3日にかけて、直流出力電圧が急変するトラブルが発生し、3週間かけて何とかこれを対策しました。

この新型アンプ(1号機)を低域の右側に配置しただけで、こんなに音がよくなるならば、左側も早く完成させたいものです。
とりあえず、1号機はこの程度にして、中断していた2号の製作に取り掛かることにしました。

ところで、FET12パラ(10パラ)低域用新型アンプ(1号機)はすでに40記事に達しており、目次をめくるのも大変です。
そこで、2号機は目次を1号機と別にすることにしました。

さて、2号機のイメージはどうなっているのかです。
1号機のトラブルが一段落したこの数日の間、2号機をどうするか考えていました。
問題は使用するFETです。

1案: 2SK1058/2SJ162の10パラ(1号機と同じ)
2案: 2SK2955/2SJ554の1パラ(中低域用と同じ)

そして、昨日、その決心が着きました。

左右を対称にするには、やはり10パラがいい。
10パラの理屈が、およそであるが、分って来た。
2号機の改善点を1号機に展開出来るので、左右はさらによくなる。 
1号機の特性は、だいたいよく、音に満足している。
部品さえそろえば、早く完成出来る。
TLP591B基板も沢山ある。(友人からもらっている)
放熱器には、FET12パラ分の穴加工が行われているので、FET40個を取り付けるのは容易である。 
2SK2955/2SJ544の横穴堀りの加工精度には、まだ、若干不安がある。
2SK2955/2SJ1544を29dB(近無帰還)で使うと、帯域幅は340Hzになり、ちょっと狭すぎるのではないか。

早い話が、FET10パラ新型アンプと同じ方式にしたいときには、したい理由が沢山出て来ると言うことです。

2SJ2955/2SJ554は、次のステップの「もっと高利得の近無帰還アンプ」を目標にするときでいいだろうと思います。
ただし、余命幾ばくであり、生きているうちに間に合うかどうかです。

しかし、何事にも一生懸命に取り組めば、結果は神の思し召し(トラブル転じて福となす)となりますから、後悔することはないでしょう。
写真1:2号機の製作状況(2013.1.26)
1号機(写真右)を見ながら、同様の配線をしている。

初版 2013.1.28
理由付けに1項追加 2013.2.2

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