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200V/100V 3kVA
200V/100V 3kVA
 200V/100V 3kVAの絶縁トランスを設置した目的の一つは電圧降下の低減であり、もう一つは音の改善です。
ただし、音の改善の原理はよく分りませんが、次のような体験があります。

1kVA系に全パワーアンプを負荷すると、電圧降下が大き過ぎるので、中低域用のパワーアンプ(LM)を500VA系に移動していた。
信号ユニット(BDR,DF-55)専用の500VA系に、LMを移動したことによって負荷が重くなった。
そこに、屋内極太配線化を行ったので、電圧降下が少なくなり、500V系に負荷していたLMを1kVA系に戻した。 
その結果、音に変化があった。
具体的には、中低域の響きがよくなり、音が自然になった。

考えてみると、そもそも、500VA系にパワーアンプを負荷することに無理があったのかも知れません。
しかし、1kVA系においても、500VA系より電圧降下が少ないために、相互の影響は軽微になるとしても、その延長にあると思われます。
また、屋内配線を極太にすると、音がよくなると言う話もあります。
そこで、音の変化は、電源電圧の変動による各ユニット間の相互変調ではないかと考えました。

大容量の電解コンデンサーを使ったLMの電流は大きいので、電源電圧波形を歪め、信号ユニットに影響(変調)を与える。
LMはアイドル電流1AのA級アンプであるが、電源電圧を音声信号で変調しないとは限らない。
そこで、絶縁トランスを3kVAにすれば、もっと音がよくなるだろうと言う期待が高まった。

ところで、3kVAの絶縁トランスの投資額は4万円弱ですから、オーディオ・ユニットの価格に比べたら安いものです。
また、設置工事も30kgの重量に注意すれば、一人作業で出来、1日あれば終わります。
以上が3kVAの絶縁トランス設置工事の背景ですが、はたして目出度しとなるでしょうか。
写真1:3kVAの絶縁トランスの設置風景
「200V/100V 3kVA」より

初版 2014.9.6

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