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そもそも、1kVAの絶縁トランスを3kVAに変更する気になったのは、全ユニットを1kVA系に負荷すると電圧降下が大きいためでした。
この電圧降下を減らすために、中低域用新型アンプ2号を500VA系に移動したところ、ピアノの響きが異常に大きくなりました。
その当時、この原因は電圧降下が大きいためであると考えました。
しかし、500VAでダメなら、1kVAもその延長にあるはずです。
そこで、電圧降下のもっと少ない3kVAに容量を上げました。 その結果は想像通りでした。
電圧降下が減り、GPC-1500を通して全ユニットを3kVA系に負荷出来るようになり、音までよくなりました。
よく考えると、電圧降下を持ったGPC-1500を通してもなお音がいいと言うことは、ピアノの響きは電圧降下とは関係ないことになります。
また、BDRやDF-55のみをGPC-1500を通して1kVA系に負荷し、3kVA系に全パワーアンプを負荷すると、音がぼけることも分って来ました。
どうも、まだ、高周波ノイズに敏感な部分があるようです。
そこで目を付けたのがアッテネーターです。
ここにも、スピーカー・ケーブルに付けたフェライト・クランプと同様に、やり過ぎがあったのではないかと言うわけです。 |
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写真1:取り外した制動抵抗
アッテネーターの出力の閉ループに挿入していた。 |
初版 2014.9.15
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