ウーファーと中低域(LM)、中高域(MH)のホーン・スピーカーの能率落差が14〜15dBもあるため、低域(L)用のパワーアンプの利得は36dBにしたいところです。
そうすると、その他の中低域(LM)、中高域(MH)、高域(H)用のパワーアンプの利得はオリジナルの21dBのままで使えます。
L用のパワーアンプのオリジナルな利得は21dBですが、帰還量を15dB減らし36dBに上げてみると、歪が増えてやむを得ず32dBに後退しました。
このため、その他のパワーアンプの利得の方をオリジナルの21dBから16〜17dBに下げて、このスピーカーの能率差14〜15dBに対応しています。
はたして、L用のパワーアンプの利得は32dBでいいのかとなると、36dBより歪は減ってはいるが、その延長にあると思われます。
そこで、L用のパワーアンプの帰還量をあと6dB増やし利得を26dBに下げてみました。
当然、その他のパワーアンプの利得は、H用を除き6dB下げなければなりません。
何時ものことながら、結果がどうなるかわかりません。
ところで、何故ここで「利得の見直し」を始めたのかを、そろそろ、明らかにしなければならないでしょう。
それは、8月2日に購入していたアキュフェーズ社のDF-55に合わせて、システムを再構築することにあります。「新しい展開」参照
なお、「低域前段増幅」法は、保留としました。 |
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ノイズを増やさない入力フィルターと抵抗分圧法がうまく行くかどうか |
初版 2011.8.9
DF-55の記述、関連記事追加 2011.8.31
利得の再見直しなど名称変更 2011.11.16
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