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新しいアッテネーター
New attenuator
 何時の間にか、何故か、「新しいアッテネーター」の目次から、本文が消え失せてしまいました。
幸い、左のタイトル欄は残っていました。
わけー衆の頃なら思い出して、修復出来るでしょうが、この年になると、修復には時間が必要です。
そこで、思い出すことを止めて、新たな視点で「新しいアッテネーター」の目次の文章を作ってみることにしました。
ところで、この目次のファイルにぶら下がっていた写真が一つあります。
それは、「最大出力の壁?(2020.11.23)」のところで使った写真1です。
とりあえず、記念のために、この写真は残しておくことにします。「最大出力の壁?(2020.11.23)」参照

◆消え失せた本文発見
昨日(2021年5月10日に)、本立に置いている封筒を探していると、偶然に、封筒と一緒に、ポロリと、「新しいアッテネーター」のコピーが出て来ました。
実は、英文の”The”の使い方について、わけー衆に問い合わせをしたときにコピーしていたものです。
さっそく、この新たな視点で作った「新しいアッテネーター」に併記する(リンクする)ことにしました。(左の目次最上部の復元版)参照

◆根本的な問題
もとはと言えば、4WayシステムのL帯のウーファーとホーン・スピーカーの能率差に端を発しています。
すなわち、ウーファーの能率は、ちなみに、LM帯や、MH帯に対して、18dB近く低い(注1)ので、帯域バランスを取るために、LM帯、MH帯の信号を18dBも絞らなければなりません。
この絞りを、これまで、アッテネーターで行っていました。
ところが、長い間、アッテネーターのL帯を基準にした”L対比減衰率”を使って来たために、帯域別の減衰率の絶対値は表1のようになっていました。

さらに悪いことには、この減衰率とは、アッテネータ−のボリュームMAXにおける値ですから、通常の音量では、もっと減衰率の絶対値は大きくなります。
このため、音声、音楽信号の一番大事な部分を、L帯に対して、18dBも絞って聞くことになりますので、減衰率の絶対値は-39.5dBにもなっていました。
早い話が、
ノイズに埋もれてしまい、ノイズの中で音を聞いていたようなものです。
気付くのが遅かったと言えば、その通りです。
しかし、10年前から無帰還パワーアンプや、ディジタル・チャンネル・ディバイダーに足を踏み入れた素人ですから、一からことが始まったのです。

表1:帯域の減衰率
帯域 L対比減衰率 アッテネーターの減衰率の絶対値
  (dB) - (dB)
L 0 0.0617 -24.0
LM -10.0 0.0195 -34.0
MH -15.5 0.0103 -39.5
H -12.0 0.0154 -36.0

◆並列抵抗法
しかし、それに気付かなかったからこそ、そんな悪い環境でも一番の音を出すように、諸施策が尽くされて来ました。
そこに突如として、「新しいアッテネーター」が登場したわけですから、音の改善は明白です。
その解決策は、ホーン・スピーカーに並列抵抗を接続して、能率を下げることです。
幸いなことに、LM帯〜H帯のパワーアンプは無帰還です。
その出力インピーダンスは60Ω〜80Ωもあり、並列抵抗によって、容易に能率が下げられます。
同時に、アッテネーターの減衰率の絶対値を、ちなみに、MH帯を-39.5dB⇒-19.0dBにすることが出来ました。
すなわち、信号を搾らずに、パワーアンプの出力を下げる方法ですから、所定の音圧を得るためには、ボリュームを開放することになり、SN比が改善されます。

注1: L帯とLM帯のクロスオーバー周波数を112Hz〜125Hzにしているので、ウーファーの能率は低くなる。

◆ダブルの効果
以上の新しいアッテネーターの理屈に、もう一つの発見があります。
ヒューズと音/ダブルの効果(2021.9.1)」を参照ください。
 
写真1:こもれびの森の夕陽(2020.11.21 15:40撮影)
最大出力の壁?(2020.11.23)」より
◆サイクリングや、歩き

2021年4月23日 ◇サイクリング
中央林間方面に出かけた。
夕方、家の近くを走った。
途中、八百屋さんに寄って、みかんの訳あり品を買った。
店のおばさんは、ヘルメット姿の私に、”気を付けて”と優しかった。
ひょっとしたら、私をヨボヨボのお爺さんと思っていたのではないかと、自転車を漕ぎながら思った。
帰ってから、玄関の鏡に自分を写してみた。
まだ、大丈夫だった。
ほんとうに、優しい人なんだ!
17.0km
◇歩き
ちょっとした歩き
1300歩
 写真2:玄関の自転車置き場に生えている謎の草
シクラメンではないかと言う説もあったが???
初版 2021.4.24
◆消え失せた本文発見を追加 2021.5.11
   
   
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