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位相補正回路など
Phase correction circuit etc.
 
 友人宅で開催された新型スピーカーの試聴会のときに、アンプを作る友人が製作した位相補正回路を1個借りて来ました。
そして、我が家のL帯の平面バッフル+ダブル・ウーファー+ダブル・アンプに使ってみましたが、うまく行きません。
原因は次の通りでした。

1 L帯のパワーアンプの入力インピーダンスが4kΩと低いので、挿入損失が大きく(-12dBくらい)、L帯の前段増幅が必要になる。
2 また、位相補正回路を取り付ける位置にも問題があった。
すなわち、DF-65をアナログ接続にし、DF-65〜アッテネーターの入力間に挿入するべきだった。
あるいは、DF-65のL帯〜アッテネーターのL帯の入力間に挿入する手もあった。
そして、位相補正回路を基準にして、全帯域の位相を調整すればよかった。
3 そんな考えにおよばず、これを何とかして我が家のL帯に組み込む実験を重ねるうちに、気が付くと、位相補正回路は低周波数のノイズ・フィルターになっていた。

早い話が、位相補正回路を少し齧っただけで終わりました。
このホームページでは、「齧ったこと}は「やったこと」にはならないと言って来ました。
その通りです。(図1、図2)

しかし、弄り回した位相補正回路が低周波数のノイズ・フィルターになっていたのは、思わぬ成果と言えます。
ところで、これまで実行して来た諸施策は、まさに、「ノイズの低減」でしたが、まだ、ノイズ・フィルターの効果があったのかです。
その問題は、この行に来ても分かりません。
この目次は、「L帯のパワーアンプの見直し」から、「位相補正回路〜低周波数ノイズ・フィルター」を分離し、目次に整理統合したものです。
なお、その改訂履歴はこの目次に一括しました。
 
図1:位相補正回路 オリジナル
f<foでは、位相の遅れはない。
f>>foを基準にすると、foでは90度進むことになる。
 
図2:共振と位相
 
写真1:大輪のタイタンビカスのエルフの開花(2019.7.23 5:12撮影)
 
初版 2019.7.23
   
   
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