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「3号機、4号機の帰還減らし」
Reduction of NFB for Cave V、Cave W
 抵抗式アッテネーターの代わりにパッシブ・プリアンプを使った音は大変によかったので、さっそく、試聴会を開催しました。
しかし、パッシブ・プリアンプは友人から借りたものでした。
このため、パッシブ・プリアンプの試聴会を行ったその日に友人にお返ししました。
その後は、再び抵抗式アッテネーターの音を聞くことになりました。
この段階で、表1のような改善も進み、以前よりシステムはよくなっています。
その主な改善点は高域感です。

さて、次の課題となるのは、何と言っても、唯一無帰還になっていないL帯のパワーアンプ 横穴掘り3号機、4号機(以下横穴掘りを省略)の更なる帰還減らしでしょう。
いやいや、帰還減らしでなくて、あわよくば、無帰還化です。


 それにしても、無帰還パワー・アンプが醸し出す演奏空間の壮大さを、この年(余命いくばく)になって知ったのは、はなはだ、残念です。
しかし、聞くところによると、若い頃の映画館の臨場感に加え、管楽器の輝きや、破裂音の抜けのよさは300Bの無帰還アンプが出していたそうです。
したがって、知らなかったわけではなく、若い頃の体験があったからこそ、無帰還アンプの音に引かれているものと思われます。


そんなわけで、この無帰還化は、晩年のオーディオ・マニアの最大の課題ととらえて取り組もうと思っています。
ところが、これまでの行動パターは、”音がよくなると、腰が重くなる”となりますので、この後どうなるか分かりません。

なお、パワーアンプの見直し関連の記事は「ディジタル・チャンネル・ディバイダー」の下に連ねていましたが、音の実験室に直接連ねることにしました。
そして、音の実験室も容量増となって来たので、「システムやソースなど/音の実験室」のサイトに移動します。
これによって、歩きや、サイクリングの写真を、少し大きくしたいと思います。

表1:改善のステップ(変化を感じる最近のイベントを示す)
ステップ イベント
6
                  | DF-55の帯域バランスを見直した。
                    STAXと音合わせをした。
                    L:-1dB,LM:+2dB,MH:+5dB,H:9.5dB

              | LM帯のパワーアンプ
                超シールドを導入した。

          | H帯、MH帯のパワーアンプ
            帯域幅を75kHzに広げた。

      | 全パワーアンプ
        整流ダイオードをSBDに変えた。

  | L帯のパワーアンプ
    電源にコモン・モードのフィルターや、チョークコイルを入れた。

| 抵抗式アッテネーターのL対比減衰率を見直した。
  LM:-10dB,MH:-16dB,H:-6dB
 
5
4
3
2
1
 
写真1:米造りに貢献するかかし達
あなたは?
 
初版 2017.9.28
300Bの無帰還アンプの記述追加 2017.9.29
   
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