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帯域比の見直し
Review of band ratio
 2016年9月22日に生演奏会のチェロ・リサイタルの音を聞いてみると、ずいぶん高域寄りの音に聞こえました。
さっそく、生の音の記憶が新しいうちにシステムの帯域バランスを見直すと、生のチェロらしい音になることが分かりました。
そして、あれから、やがて一月が過ぎ、システム設定も一段落しました。
しかし、ずいぶん高域寄りのバランスと言うことは、MH帯や、H帯が上がり過ぎていて、クリップの観点では好ましくありません。
特に、拍手の音は耳に着き、圧迫感があります。
そこで、DF-55の全帯域のレベルを1dB〜2dB落とすなどをやってみると、確かに、圧迫感は改善されます。
そうなると、当然ながら、L対比減衰率(帯域比)の見直しが急務となります。
ちなみに、MH帯の帯域比を-18.5dB⇒-16.5dBとし、DF-55の出力レベルを2dB下げれば、クリップに2dB余裕が出ます。
こうして、MH帯の帯域比を変更すると、確かに音がよくなりました。
次に、LM帯の帯域比も、-13dB⇒-12dBに変更すると、これもいい音です。
とりあえず、この段階で止めておこうと思っていますが、はたしてどうなるかです。
写真1:久しぶりに開封したアッテネーター
帯域比の変更 MH帯 -16.5dB(2016.10.14)」より

初版 2016.10.18

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