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トランスの変更
Change of the transformers
 FET 2SK2955/2SJ554は高順伝達アドミタンスですが、VGSの温度計数が(−)であるために温度補償をうまく施さないと、熱暴走をしてしまいます。
そこで考えたのが横穴掘り”技術”です。
早い話が、温度センサー〜チップの至近化です。
これを最初に適用したのがLM帯用のパワーアンプでした。
今の名称は横穴掘り2号機(以下、2号機)です。
電流負帰還を減らすために、順伝達アドミタンスが大きくなるようにアイドル電流を上げ、かつ、ソース抵抗はなし(直結)とした回路です。
その2号機は2年前に利得を21dBに上げ、音出しに耐えられるパワーアンプに仕上がっていました。
そして、今、再び帰還減らしが始まっています。
帰還を減らすにつれて、問題になって来たのがノイズ、直流出力電圧の変動、帯域幅などです。
このうち、ノイズについては、チョーク・コイルで±電源電圧の平滑化や、帯域幅については、±電源電圧を上げること(トランスの変更)です。
何時ものことながら、うまく行きかどうかはやってみなければわかりません。
余命いくばくですが、あの手この手が湧き出す限り、大丈夫でしょう。
写真1新トランス
2次巻き線電圧7.5Vac⇒10.9Vacに上げた。
低電圧電源(その2)(2012.7.20)」から5年ぶりの変更
 
図1:横穴掘り2号機の電源回路
2次巻き線電圧(Vac)を7.5Vac⇒10.9Vacに変更する。

初版 2017.3.20

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