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フェライト・クランプ”の見直し
Review of ferrite clamps
 
 長い間、高域感がないと悩む中で、高域感が戻った出来事がありました。
それは、スピーカー・ケーブルに”コモン・モード”で取り付けていたフェライト・クランプを外したときでした。
あれから、”コモン・モード”を止めて、”ノーマル・モード”に取り付け、何度もフェライト・クランプの見直しを行って来ました。
そして、諸施策(表1)によって、やっと、高域感が出たと喜んでいたところ、またまた、下の息子に高域感がないと言われてしまいました。

やはり、ノーマル・モードもダメなのかと、スピーカー・ケーブルに目をやると、おびただしい数のフェライト・クランプを取り付けています。
そこで、ノーマル・モードのフェライト・クランプの数を大幅に減らしてみました。
その結果、音が明るく、輝きがあり、思いのほか、ジャリジャリ感はありません。
さっそく、表1の諸施策にスピーカー・ケーブルのフェライト・クランプ”の見直しを加えてみました。
はたして、思惑通りにことは進むでしょうか。

表1:改善のステップ(変化を感じる最近のイベントを示す)
ステップ イベント
10               | スピーカー・ケーブルのフェライト・クランプ”の見直し
9             | 「75Ω+(±)のファインメット・コア中継プラグ」を撤去した。
8            | DF-55の帯域バランスを見直した。
             STAXと音合わせをした。
             L:+1.0dB,LM:+2dB,MH:+5.5dB,H:+10.0dB
7       | L帯のパワーアンプの利得を31.5dB⇒35.5dBに上げた。
        帰還を4.0dB減らし、出力インピーダンス1.9Ω⇒5.0Ω化
6      | DF-55の帯域バランスを見直した。
       STAXと音合わせをした。
       L:-1dB,LM:+2dB,MH:+5dB,H:9.5dB
5     | LM帯のパワーアンプ
      無帰還パワーアンプ 超シールドを導入した。
4    | H帯、MH帯のパワーアンプ
     帯域幅を75kHzに広げた。
3   | 全パワーアンプ
    整流ダイオードをSBDに変えた。
2  | L帯のパワーアンプ
   電源にコモン・モードのフィルターや、チョークコイルを入れた。
1 | 抵抗式アッテネーターのL対比減衰率を見直した。
  LM:-10dB,MH:-16dB,H:-6dB
 
写真1:新戸トンネルへの抜け道発見
「休憩」より
 
初版 2017.11.8
   
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